・10年乗れるって言われて、アウトランダーPHEV買ったんだけどな
・フル充電での走行距離が最近減ってきた気がして、少し不安なんだ
バッテリーの交換とか高そうだし、この先も乗り続けられるのかな。
正直、維持費が思ったより高くつきそうで、途中で手放すことになったりしないか心配になっちゃうかもしれません。
そこで、今回はアウトランダーphevは何年くらい乗れるのかについて紹介します!
- PHEVならではの寿命の目安とリスク
- 10年以上乗るために知っておくべきこと
- オーナーの本音!乗り続ける上での課題と後悔
アウトランダーPHEVの平均的な寿命と走行距離
アウトランダーPHEVの平均的な寿命や走行距離はどのくらいなのでしょうか。
最近のPHEV車は耐久性も向上しており、長期間の使用に耐えられるクルマが増えてきています。
アウトランダーPHEVも例外ではなく、適切なメンテナンスを行えば、かなりの長期間乗ることができるでしょう。
具体的に見ていきましょう。
10年以上の長期使用が可能
アウトランダーPHEVは丈夫で故障が少ないことで知られており、メンテナンスさえきちんとしていれば10年以上の長期使用も十分可能です。
PHEVのトラブル事例を見ると、10年を超えてもトラブルはほとんど報告されていません。
- エンジン関連の故障は少ない
- モーター系も特に大きな不具合は見られない
- サスペンションやブレーキ系統も問題なし
- ボディの耐久性も高い
実際に、購入から10年以上経過したアウトランダーPHEVに乗っているユーザーの声を見ると、以下のような声が目立ちます。
10年超の長期使用しているオーナーの意見
12年目に突入するアウトランダーPHEVに乗っています。バッテリーも1度交換しましたが、未だに大きな故障もなく元気に走ってくれています。
ガソリン車に比べるとやや複雑なPHEV車ですが、基本性能の高さと、きちんとしたメンテナンス継続で、10年以上の長期利用を実現できるのが分かります。
20万km以上の走行に耐える堅牢性
アウトランダーPHEVの走行距離は、多くのオーナーが20万km以上の長距離を走破しています。
アウトランダーPHEVの車体は頑丈で、駆動系統の耐久性も高いのが特徴。
- PHEVシステムが故障しにくい
- ブレーキの耐久性アップ
- サスペンション系の強化
- アンダーボディ防錆処理の徹底
20万kmを超えて乗っているオーナーの事例も珍しくありません。
25万km走行のユーザーレビュー
25万km走りましたが、まだまだアウトランダーPHEVは元気です。バッテリー交換も1回のみ。ハイブリッドシステムの信頼性は抜群だと感じています。
定期的なオイル交換やメンテナンスをしっかり行えば、20万km以上の走行も難なく乗り越えられるでしょう。
長距離ドライブが多い方も、アウトランダーPHEVなら長く付き合える相棒になりそうです。
アウトランダーPHEVは、適切なメンテナンスで10年以上、20万km以上の長期間乗れるということが分かりました。PHEVでもしっかりとした基本性能があるからこそ、長く付き合えるクルマなんですね。
アウトランダーPHEVの電費と燃費の実力
アウトランダーPHEVの最大の特徴は、優れた電費(電気代)と燃費(ガソリン)の良さです。
ではPHEVならではの電費性能と、ガソリン燃費の実力はどのくらいなのでしょうか。
電費とガソリン燃費、それぞれの実力を見ていきましょう。
EV走行距離は最大60km
アウトランダーPHEVのEVモードでの最大走行可能距離は、カタログ値で60kmとなっています。
バッテリー容量は13.8kWhと大容量で、SUVクラスのPHEVとしては最長クラスの航続距離を誇ります。
- バッテリー容量13.8kWh
- モーターの最高出力70kW(95PS)
- EVモードでの最高速度135km
実際のEV走行距離は、オーナーの口コミでも50km前後の報告が多く見られます。
オーナーが報告するEV走行距離の一例
私のアウトランダーPHEVは、街乗りメインで1充電あたり約55kmくらい走れます。バッテリーが少なくなってきても、スムーズにエンジンに切り替わるので、EV走行を意識せずに運転できるのが良いですね。
使い方にもよりますが、通勤などの近距離移動なら、ほとんどEV走行だけで済ませられるでしょう。
ガソリン車と比べて、EVモードなら格段に低コストで走行できるのがPHEVのメリットです。
ガソリン燃費は17km/L前後
アウトランダーPHEVのガソリンエンジンは、排気量2.4リッターの直列4気筒DOHC。
SUVにしては小排気量のエンジンですが、システム合計で最高出力185PSと4WDシステムによる高い走行性能を発揮します。
- エンジン最高出力135PS
- モーター最高出力70kW(95PS)
- JC08モード燃費20.2km/L
- S-AWCによる電子制御4WD
カタログ燃費は20.2km/Lですが、実燃費はどの程度なのでしょうか。
実際の燃費の一例
街乗り | 15〜18km/L |
高速道路 | 17〜20km/L |
一般道 | 16〜20km/L |
街乗りだとEV走行のためガソリン消費は少なく、高速道路ではエンジンを効率良く使えるため燃費が良くなる傾向にあります。
17km/L前後の燃費は、SUVクラスとしては優秀な部類と言えるでしょう。
EV走行は最大60km、ガソリン燃費は17km/L前後と、アウトランダーPHEVの電費と燃費の高さが分かりますね。しっかりとEV走行を活用すれば、ランニングコストを大幅に抑えられそうです。
中古アウトランダーPHEVが安い3つの理由
アウトランダーPHEVの新車価格は400万円を超えるプレミアムなPHEVですが、中古車市場では比較的安価で出回っています。
ではなぜ、中古のアウトランダーPHEVは割安なのでしょうか。
それぞれ具体的に見ていきましょう。
新車価格が高く下取り査定額が低い
アウトランダーPHEVの新車価格は、グレードにもよりますが450万円〜480万円とかなり高額です。
ガソリン車と比べるとPHEVシステムなどの分、どうしても車両本体の価格が上がってしまいます。
- ガソリン車より100万円以上高い
- PHEV用の高性能部品が必要
- 電池やモーターのコストがかさむ
しかし、高額な新車価格に対し、下取り査定額は年数経過と共に大きく下落する傾向にあります。
アウトランダーPHEVの平均下取り価格推移
新車 | 100% |
3年落ち | 45% |
5年落ち | 29% |
7年落ち | 23% |
ハイブリッドシステムの劣化リスクが高いと判断されるため、PHEV車の中古車査定は厳しくなりがちです。
結果的に、高値で買って安値で下取りに出すしかない状況となり、中古車市場での供給過多と価格低下を招いているのです。
PHEVへの不安や理解不足による需要の少なさ
一般ユーザーの中には、まだPHEVの仕組みや特性をよく理解していない人も多く、漠然とした不安から敬遠される傾向もあります。
EV走行のメリットを活かすには、こまめな充電が必要不可欠。充電の手間を惜しむユーザーも少なくありません。
- バッテリーの寿命や交換コストが不安
- PHEVの仕組みや乗り方が分からない
- 家庭用の充電設備が整っていない
- EVの航続距離が短いと感じる
ガソリン車と比べると、まだまだPHEV車を選ぶハードルは高いのが実情です。
そのため、中古車市場でのアウトランダーPHEVの需要は限定的。
結果的に安値で販売せざるをえず、それが中古相場の押し下げにつながっているのです。
5年落ちモデルの増加と供給過多
アウトランダーPHEVの中古車は、2016年前後に販売された5年落ちモデルの流通量が増加しています。
初代モデル発売から数年経過し、PHEVブームで多く売れた年式の下取り車が市場に放出されてきているためです。
- リース期間や買い替えサイクルの到来
- ディーラー下取り車が流通
- 初期型バッテリー劣化モデルの増加
- 高年式モデルの登場で旧型の価値低下
市場に流通する中古車の数が一気に増えた結果、需要と供給のバランスが崩れ、安値販売が常態化しているのです。
特にバッテリー性能が進化した新型モデルの登場で、初期型アウトランダーPHEVの価値は下がる一方。
状態の良い中古車なら、お買い得感の高い価格で購入できるチャンスかもしれません。
新車の高額さとPHEV車への不安から需要が少ないこと、年式の古いモデルが増えて供給過多になっていることが、中古アウトランダーPHEVの安さの理由なんですね。新型モデルの登場で初期型の価値も下がり、さらに安くなっているようです。
アウトランダーPHEVのバッテリー交換時期と費用
アウトランダーPHEVのバッテリーは、走行距離や使用環境によって徐々に劣化し、EV走行可能距離が減少していきます。
バッテリー交換の時期や費用はどのくらいなのでしょうか。
アウトランダーPHEVオーナーの関心事であるバッテリー交換について、詳しく見ていきます。
8年から10年でバッテリー劣化
一般的にPHEV車のバッテリーは、使い方にもよりますが8年から10年程度で性能が大きく低下すると言われています。
アウトランダーPHEVも、ある程度年数が経過するとEV走行可能距離が目に見えて短くなってくるようです。
- バッテリー容量の低下で、満充電時の走行距離が短く
- すぐにエンジンがかかるようになる
- バッテリーの熱暴走のリスクがアップ
- モーターのパワー不足感が出てくる
新車時は1充電あたり50km以上走れていたのが、40km、30kmと、年々航続距離が減っていく傾向にあります。
アウトランダーPHEV 5年目のオーナーレポート
新車時は1充電で55kmくらい走れていましたが、5年経過した今は40km程度まで減ってきました。バッテリーの劣化は避けられないので、今後の低下も覚悟しています。
バッテリー劣化の進行はある程度避けられないものの、上手に乗ることで少しでも長持ちさせる工夫は可能です。
急速充電の頻度を減らす、長期間のフル充電状態を避ける、強い加速を控えるなどの対策が効果的でしょう。
無料交換は不可能、数十万円の費用がかかる可能性
アウトランダーPHEVのバッテリー交換費用ですが、メーカー保証でカバーされていない場合、数十万円規模の高額な出費となります。
新品のバッテリーパックは100万円近い価格と言われているため、無償交換は基本的に不可能と考えた方が良いでしょう。
- バッテリーの劣化は保証対象外
- 有償交換の費用は数十万円〜100万円近く
- 業者によってはバッテリー再生サービスも
ディーラーでの正規バッテリー交換の費用は、以下のような感じです。
アウトランダーPHEVのバッテリー交換費用例
バッテリーパック代 | 約90万円 |
工賃 | 約10万円 |
合計(税込) | 約100万円 |
ただし、リビルトバッテリーやバッテリー再生サービスを活用すれば、50万円程度に費用を抑えられるケースもあります。
できるだけバッテリーを長持ちさせて、交換時期を先延ばしにすることが賢明と言えるでしょう。
バッテリー交換は8年から10年で必要になる可能性が高く、無料交換は難しいため、高額な出費を覚悟しなければならないということですね。なるべく劣化を遅らせて、交換時期を先送りするのが得策なのが分かります。
アウトランダーPHEVオーナーの本音!後悔ポイント
アウトランダーPHEVは、SUVの力強さとPHEVの経済性を兼ね備えた魅力的な1台ですが、デメリットを感じている声も少なくありません。
ここでは、アウトランダーPHEVのオーナーが感じている、代表的な後悔ポイントを3つご紹介します。
購入前に知っておきたかった、アウトランダーPHEVの注意点を見ていきましょう。
想定以上に早いバッテリー劣化
アウトランダーPHEVのバッテリー劣化は、多くのオーナーを悩ませている問題の1つです。
当初の想定よりも早いスピードでEV走行距離が減少し、PHEVのメリットが薄れていくことに不満を感じるようです。
- 3年〜5年で航続距離が目に見えて減少
- バッテリー交換のタイミングが難しい
- ディーラーの説明不足で後悔
- リセールバリューが下がる不安
こうした声は、5年以上の長期オーナーに特に多く見られる傾向です。
オーナーの口コミ
購入時は1充電で50km以上走れると言われましたが、今では30km程度まで減ってしまいました。ディーラーからバッテリー劣化の説明はほとんどなかったので、もっと早めに知りたかったですね。
バッテリー劣化は避けられないものの、きちんとメンテナンスすることで進行を遅らせることは可能です。
急速充電の回数を減らす、こまめな補充電を心がける、強い加速を控えるなど、乗り方次第で劣化防止につながるでしょう。
ただ、購入前にディーラーからバッテリー特性の説明を受けられなかったオーナーの後悔の念は大きいようです。
修理や部品交換の費用負担の大きさ
アウトランダーPHEVは、ハイブリッド車ならではの高額な修理費用にも不満の声が上がっています。
PHEVは高電圧の部品が多用されているため、メンテナンスには特別な知識と設備が必要。修理の工賃が割高になりがちです。
- EVシステム関連部品の故障が多い
- モーターやインバーターの修理費用が高額
- ハイブリッド保険でもカバーしきれない
- ディーラー以外で修理を任せられない
バッテリーパックはもちろん、EVシステムに関わる部品の故障は、軒並み高額な修理費用がかかります。
PHEVならではの高額修理の例
インバーター交換 | 約50万円 |
モーター交換 | 約70万円 |
バッテリー交換 | 約100万円 |
メーカー保証が切れた後の修理は、すべて自己負担。ハイブリッド車向けの保険に加入していても、補償額の上限を超えることも珍しくありません。
PHEVシステムに詳しい整備士が少ないため、ディーラー以外の修理工場に頼れないのも不満のタネのようです。
PHEVのランニングコストの安さとひきかえに、高額な修理リスクは避けて通れません。万が一の故障に備えて、資金は準備しておく必要がありそうです。
不十分な充電インフラと長い充電時間
アウトランダーPHEVは、EVモードを上手に使うにはこまめな充電が欠かせません。
しかし日本の充電インフラはまだ十分とは言えず、街中でさっと充電できる環境が整っていないのが現状です。
- 公共の充電スポットが少ない
- 200V充電の自宅設備が必要
- 満充電に3時間以上かかる
- 急速充電設備への不安
こんな声は、PHEVのメリットを存分に活かしきれずにいるオーナーに多く見られます。
充電環境に不満のあるユーザーの声
会社の駐車場に充電設備がないので、日中の充電ができません。家に帰るまでEVモードをほとんど使えないのが残念です。急速充電も劣化が気になるので使えず、PHEVの良さが半減している気がします。
自宅での充電環境を整えていない方や、職場の駐車場で充電できないケースでは、EVモードを十分活用できない可能性が高いです。
PHEVではなく、HVを選んでおけば良かったと後悔しているオーナーも。
こまめな充電できる環境がない方は、そもそもPHEV選びには慎重になった方が良いかもしれません。
想定以上に早く進むバッテリー劣化、EVシステム故障時の高額修理費用、不便な充電環境など、アウトランダーPHEVには後悔しているオーナーの声も多いんですね。PHEVの特性を理解した上で、自分に合っているかよく考えて購入する必要がありそうです。
まとめ アウトランダーPHEVは何年乗れるか寿命と耐久性のポイント
今回は、アウトランダー phev 何 年 乗れるについて紹介しました!
- 10年以上20万km以上の長期使用が可能
- 8-10年でバッテリー交換が必要になる
- 修理・交換の高額費用に注意が必要
アウトランダーPHEVは、10年以上20万km以上の長期使用に耐える堅牢性を備えています。ただし8-10年でバッテリー交換が必要となり、修理・交換の費用負担も大きくなる点には注意が必要です。
アウトランダーPHEVは長持ちするけど、バッテリー交換や修理代が高くつくのが悩みどころだね
アウトランダーPHEVのメリットとデメリットを理解したうえで、長く付き合える覚悟を決めましょう。
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