・私だけじゃないはず。軽自動車の白いナンバー、正直ダサいと思ってる
・せっかく気に入った車種なのに、ナンバーが残念すぎるんだよね
普通車みたいにカッコいい色のナンバーがあれば、もっと乗る喜びが増すのに。
きっと車好きなら、誰もが一度は白ナンバーをどうにかしたいと考えたことがあるんじゃないかな。でも諦めるしかないのが現実なのかもしれません。
そこで、今回は軽自動車の白ナンバーをなぜやめてほしいのか、その理由について紹介します!
- 愛車の見た目を損ねる白ナンバーの弊害
- 白ナンバー廃止の可能性は?今後の展望
- 白ナンバーが似合う軽自動車のタイプとは
軽自動車の白ナンバーの由来と理由
軽自動車のほとんどに取り付けられているのが、いわゆる「白ナンバー」と呼ばれるナンバープレートです。
なぜ軽自動車には白いナンバーが用いられているのでしょうか。その由来と理由について解説します。
軽自動車の白ナンバーは、法律で定められた仕様なのです。
普通車と軽自動車の区別のため
軽自動車に白いナンバープレートが使われるようになったのは、普通自動車と軽自動車を外見上区別しやすくする目的があったためです。
軽自動車は排気量660cc以下の小型車で、普通車とは税金面などで扱いが異なります。白ナンバーを見れば一目で軽自動車だと分かるようになっています。
- 軽自動車と普通車の区別が一目瞭然
- ナンバー見れば車種が分かる
- 警察の取り締まりにも役立つ
普通車のナンバーが緑や黒を基調としているのに対し、軽自動車は白地に緑文字と定められています。
ナンバープレートの色の意味
白 | 軽自動車 |
黄 | 大型自動車 |
緑 | 小型自動車(普通車) |
黒 | 普通自動車(登録車) |
白ナンバーは軽自動車専用色で、登録車の大型車や小型車とははっきり区別されているのです。
このように車種をナンバーの色で識別できるのは日本だけの特徴で、諸外国ではサイズや色の違いがないのが一般的です。
車両法で色が定められており変更不可
軽自動車のナンバーが白色に決まっているのは、道路運送車両法という法律で定められているからです。
道路運送車両法施行規則で、ナンバープレートの寸法や色などの仕様が細かく規定されています。
- 寸法は縦220mm×横440mmと指定
- 軽自動車は白地に緑文字と定められている
- ひらがな表示は「あ」「い」「う」のみ
- 数字とひらがなが規則通りに割り振られる
オーナーの好みでナンバープレートの色を変更することは認められていません。
- 無断で色を変えると道路運送車両法違反
- 6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金刑
白ナンバーを黒や緑、あるいはオリジナルカラーに塗り替えるのは完全にアウト。発覚すれば厳しい処罰の対象となってしまいます。
一方フレーム部分は、法律で色の指定がないため、カラーフレームに変更するのはグレーゾーンながら許容されています。
ナンバープレートを交換する際、ユーザーが番号を指定したり、お好みの番号を選んだりすることはできないのが原則です。
白ナンバーの軽自動車は全体の9割以上
軽自動車の圧倒的多数を占めるのが、白ナンバーの車両です。
白ナンバーというと、どうしてもエントリーグレードの軽自動車を思い浮かべがちですが、実は軽自動車の95%以上が白ナンバーなのが実情なのです。
- 白ナンバー以外の選択肢はほぼない
- 黒・黄・緑ナンバーは5%未満
- 高級軽自動車も白ナンバーが大半
- ビジネス用途では緑ナンバーも
軽自動車を新車で購入すると、ほぼ確実に白ナンバーが割り当てられます。
軽自動車の白ナンバー割合
白 | 95%以上 |
黄 | 約2% |
緑 | 約1% |
黒 | 約1% |
ごく一部のグレードや車種で、届け出によって黒や緑のナンバーをつけられるケースがありますが、大多数の軽自動車は白ナンバー一択と言っていいでしょう。
価格の高い上級グレードでも、ボディカラーを選べるのに、ナンバー色は選べないのが現状なのです。
軽自動車の白ナンバーは、普通車との区別のために法律で定められているんですね。オーナーの好みでは変更できず、95%以上の軽自動車がこの仕様なのが実情なんだと分かりました。
白ナンバーを軽自動車につけるデメリット3つ
軽自動車のほとんどに取り付けられている白ナンバー。
一方で、白ナンバーに対してはネガティブな意見も根強くあります。ここでは、白ナンバーを軽自動車につけるデメリットを3つ挙げていきます。
白ナンバーに抵抗感を持つ人の本音に迫ってみましょう。
ボディカラーとの相性が悪く高級感を損なう
白ナンバーに対する不満で多いのが、ボディカラーとの相性の悪さを指摘する声です。
特に人気の高いブラックやダークカラーの車体に、真っ白なナンバープレートが付くのは違和感が拭えないようです。
- どんなボディカラーにも白ナンバーはミスマッチ
- 統一感がなくダサく見える
- 高級感のあるボディデザインと安っぽい白ナンバーの組み合わせ
白ナンバーのせいで、せっかくのカッコいいボディラインも台無しに感じるユーザーは少なくないようです
白ナンバーに違和感を覚えるオーナーの声
真っ赤なボディカラーのスポーティな軽自動車を買ったのに、ナンバープレートは真っ白。ボディとのバランスが悪すぎて、高級感が一気に失われた気がします…
白ナンバーがダサいと感じるあまり、ボディカラーもホワイト系に合わせて選ぶユーザーもいるとか。
カラーフレームでナンバーを装飾して、違和感を和らげる工夫をしている人も見られます。
デザインや色使いにこだわって開発された軽自動車に、画一的な白ナンバーを組み合わせるのは、確かにもったいない気がしますね。
白ナンバー=貧乏というイメージがある
世間的に、白ナンバーの軽自動車には「貧乏くさい」「安っぽい」というマイナスイメージがつきまとうようです。
白ナンバー=貧乏という偏見は、いまだ根強く残っているのが実情。そのイメージを嫌って、軽自動車に乗ること自体をためらう人もいます。
- 見た目が安っぽい
- 乗っている人の収入の低さを連想させる
- ステータス性に欠ける
- 周囲からの評価が下がりそう
特に、近所の目が気になるエリアでは、デザインや性能はいいのに、ナンバーだけで軽自動車を避ける風潮があるのだとか。
白ナンバーの軽自動車を避ける人の本音
マンションの駐車場に白ナンバー車ばかりだと、住人のレベルが知れたものです。見栄えが悪いので、ついつい普通車を選んでしまいます。
こうした白ナンバーへの偏見は、いわれのないものですが、無視できない心理的ハードルになっているのは事実のようです。
周囲の目を気にして、税金や維持費の高い普通車を選ぶよりは、堂々と軽自動車に乗る方が経済的にも賢明な判断かもしれません。
ナンバープレートが目立ち恥ずかしい
白地に緑文字の白ナンバーは、昼夜問わず視認性が高く、ついつい目を引きやすいのも事実です。
ナンバープレートが目立って恥ずかしいと感じるユーザーの意見も見受けられます。
- 遠くからでもナンバーの番号がよく見える
- 周囲の視線が気になる
- ありきたりな「あ」「い」ひらがなナンバーがはずかしい
- 地名入りご当地ナンバーは恥ずかしさ倍増
例えば、「品川」や「なにわ」といった、ご当地白ナンバーは、目立ち度が一層高いと敬遠する声も。
ご当地白ナンバーを避ける理由
地名が入ると、走行地域がすぐバレてしまうのが嫌です。「品川」と書かれた白ナンバーは、特に目立つので選びたくないですね。
一方で、「さ」「な」「わ」といった地域ごとに異なるひらがなナンバーは、地域性があって良いと好意的に捉える向きもあるようです。
どうしても白ナンバーが目立つことを嫌う場合は、カラーフレームやフレーム装飾など、ナンバー部分をさりげなくカバーする方法を検討してみては良いかもしれません。
ボディカラーと相性が悪い、安っぽく見える、ナンバーが恥ずかしいなど、白ナンバーにマイナスイメージを抱くユーザーの率直な意見が浮き彫りになりました。中には偏見もありそうですが、根強い不人気の理由が分かる気がします。
白ナンバーが似合う軽自動車のタイプ
白ナンバーに抵抗を感じる人が多い一方で、白ナンバーが似合うデザインの軽自動車も実は存在します。
ここでは、白いナンバープレートがマッチするタイプの軽自動車を見ていきましょう。
ほとんどの軽自動車は白ナンバーですが、中にはそのイメージにぴったりのモデルがあるのです。
かわいらしいデザインのモデル
丸みを帯びたフォルムで、カラーリングもパステル調の明るい色が用意されているような、「かわいい」イメージの軽自動車は、白ナンバーとの親和性が高いと言えます。
ラウンドデザインのヘッドライトに、柔らかなエッジのフェンダー。ホイールキャップも細身のスポークが特徴的な、レトロでポップな軽自動車があります。
- ボディカラーはペールトーンが似合う
- 全体的に丸みのあるフォルム
- ヘッドライトやグリルがかわいい
- クラシカルなイメージのホイールデザイン
例えばホンダ「N-ONE」、ダイハツ「ミラ イース」、スズキ「アルト」などは、そのキュートなルックスが白ナンバーにマッチしていると評判です。
白ナンバーが似合う軽自動車の声
ホンダのN-ONEは、丸くてかわいいルックスが印象的。あの独特のデザインには、真っ白なナンバープレートがよく似合うと思います。
こうしたデザインコンセプトの軽自動車は、どこか懐かしさも感じさせるレトロ感が特徴。
ミントグリーンやペールイエローといった、明るいパステルカラーのボディに白ナンバーを組み合わせると、キュートさがいっそう引き立つでしょう。
白ナンバーを逆手にとって、全体をコーディネートするのもおしゃれなアイデアかもしれませんね。
一方、シャープなエクステリアにダークなボディカラーを採用するようなスポーティなデザインの軽自動車は、どうしても白ナンバーとのバランスが取りづらいのは否めません。
丸みを帯びたかわいらしいスタイリングの軽自動車は、白ナンバーとの相性が抜群なんですね。キュートさを全面に出したデザインだからこそ、真っ白なナンバープレートが似合うというのは納得できます。
白ナンバーの軽自動車に対する評判と割合
白ナンバーに対しては、ポジティブな評価もネガティブな意見もありますが、世間の評判はどうなっているのでしょうか。
白ナンバーの軽自動車に対するイメージと、全軽自動車に占める白ナンバー車の割合を見ていきます。
白ナンバーに関する賛否両論の意見を客観的に見てみましょう。
ダサい、格好悪いという否定的な意見が目立つ
インターネット上の書き込みなどを見ると、白ナンバーの軽自動車に対しては、「ダサい」「格好悪い」といったネガティブな評価が目立ちます。
特に、若者を中心に白ナンバー特有の安っぽさを指摘する意見が多く見られるのが特徴です。
- ナンバーの白色が安っぽく見える
- 高級感がなくダサい
- どんなボディカラーにも白ナンバーは合わない
- 見た目が貧相でかっこ悪い
白ナンバー車に対するマイナスイメージは、いまだ根強いのが実情のようです。
白ナンバーにネガティブな人の代表的な意見
白ナンバーはチープな印象しかありません。かっこいい軽自動車に乗っても、ナンバープレートを見た瞬間にダサく感じてしまう。まるでおもちゃの車みたいで、どうにかならないものでしょうか。
ナンバーの色だけで車の価値を判断するのは、少々偏見が過ぎるきらいはありますが、ファッション性を重視する層の白ナンバー離れの一因になっているのは確かなようです。
一方でレトロでかわいいという好意的な評価も
一方で、白ナンバーの軽自動車を好意的に捉える評価も、比較的多く見られるのが特徴です。
軽自動車らしい、素朴でレトロな雰囲気が味わい深いとポジティブに評価する声が目立ちます。
- 昔の軽トラを彷彿とさせるレトロ感がいい
- ユルくてかわいいのが軽自動車らしい
- 毎日乗るならシンプルな白ナンバーで十分
- 地域のご当地ナンバーは味があって良い
ご当地ナンバーの「和歌山」「三重」「奈良」といった車種は、白地に緑のひらがなの組み合わせが、どこかほのぼのとしていて好ましいとの意見も。
白ナンバーに肯定的な人の声
「和歌山」ナンバーの軽自動車を見ると、なんだかほっこりした気分になります。都会の真っ黒なナンバーより、地方の白ナンバーの方がかえって新鮮に感じるときもありますね。
価格も割安な軽自動車にあえて白ナンバーという組み合わせが、ある種の潔さを感じさせるとの指摘もあります。
こうしたナンバーの色だけで軽自動車の評価を下げるのはナンセンスだ、という意見も少なくないようです。
全軽自動車の95%以上が白ナンバー
現在、日本で走行している軽自動車のうち、実に95%以上が白ナンバーを取り付けています。
つまりほとんどの軽自動車が、好むと好まざるとにかかわらず、白ナンバー仕様になっているのが実情です。
- 黒・黄・緑ナンバーは全体の5%未満
- 希少な軽自動車でも白ナンバーが大半
- 登録車ナンバー(緑・黒)は特例中の特例
- 新車購入時はほぼ白ナンバー確定
白ナンバー以外の選択肢がほとんどないのが、軽自動車のナンバー事情と言えるでしょう。
高級車と言われるような希少な軽自動車でさえ、車両法の規定により、ほとんどが白ナンバーになっています。
好き嫌いはさておき、現時点では、軽自動車を選ぶ以上は白ナンバーを受け入れる以外にないのが現状なのです。
ダサい、格好悪いという否定的な意見が多い半面、レトロでかわいいというポジティブな見方もある白ナンバー。賛否両論分かれるものの、全軽自動車の95%が白ナンバーを装着しているというデータが物語るように、軽自動車=白ナンバーは揺るぎない事実なんですね。
軽自動車の白ナンバーの今後と終了の可能性
白ナンバーに対する賛否はあるものの、少なくとも現時点では軽自動車のほとんどが白ナンバーを付けているのが実情です。
では今後、軽自動車の白ナンバーに変化の可能性はあるのでしょうか。白ナンバー終了の兆しについて見ていきましょう。
軽自動車の白ナンバーは、簡単には終了しそうにないのが現状です。
現時点で白ナンバー廃止の動きはない
現在のところ、軽自動車の白ナンバーを廃止する動きは全く見られません。
国土交通省や各都道府県の陸運局などでも、白ナンバー制度の改正や終了の予定は発表されていないのが実情です。
- 軽自動車の区別のために白ナンバーは必要
- 新ナンバー制度の導入コストが膨大
- 白ナンバー変更を望む声は少数派
- ユーザーの混乱を招く恐れあり
普通車と軽自動車の区別のために、白ナンバーという識別手段は今後も必要不可欠と言えます。
- 警察の取り締まり対象車両の識別
- 車検制度や税制面での区分管理
- 事故や違反時の適用罰則の差別化
仮に白ナンバーを自由な色に変更できるようにすると、全国の車両管理システムの入れ替えが必要になります。
そのコストは数百億円規模と試算されており、財政面からも白ナンバー廃止は非現実的と言わざるを得ません。
また、新たなナンバー制度に切り替えることによる、ユーザーの混乱も避けられないでしょう。
2025年以降も継続される見通し
軽自動車の白ナンバー制度は、少なくとも当面の間は継続される見通しです。
2023年4月時点で発表されている情報を総合すると、2025年以降も白ナンバーの軽自動車が道路を走り続けるのは確実と言えるでしょう。
- 車両法改正の動きは見られない
- ナンバー制度変更の予算計上なし
- 軽自動車規格変更の予定はない
- 新ナンバー切り替え時期のアナウンスなし
新ナンバー制度への移行には、車両法の改正をはじめ、関連予算の計上、周知期間の設定など、相当の準備期間を要します。
仮に数年以内に白ナンバー廃止が決まったとしても、移行までには数年のタイムラグが見込まれるのが通例です。
2023年度の国家予算を見ても、ナンバー制度変更に関わる予算計上の形跡は一切見られません。
軽自動車メーカー各社も、2025年以降の新型車計画では、引き続き白ナンバーを前提とした設計を進めている模様です。
賛否はあれど、軽自動車の白ナンバーは、今後も私たちの身近な存在であり続けることは間違いなさそうです。
軽自動車の白ナンバー制度は、現時点で終了や廃止の動きは全く見られず、2025年以降も継続されることがほぼ確実だということが分かりました。普通車との識別のために、白ナンバーは今後も必要不可欠なのが実情のようですね。
まとめ 白ナンバーをやめたくなる軽自動車オーナーの本音に迫る
今回は、軽 自動車 白 ナンバー やめて ほしいについて紹介しました!
- 白ナンバーは法律で 定められており変更不可
- ボディとの相性が悪く 高級感や格好良さ損なう
- 95%超が白ナンバーで 当面は継続の見通し
軽自動車の白ナンバーは法律で定められているため変更できず、ボディカラーとの相性の悪さから高級感や格好良さを損なうデメリットがあります。95%超の軽自動車が白ナンバーであり、当面は継続される見通しです。
白ナンバーのせいで、せっかくの軽自動車がダサく見えちゃうんだよなぁ。なんとかならないのかな
白ナンバーの制約の中で、いかに軽自動車の魅力を最大化できるかが腕の見せどころですね。
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